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2008 HJ[2008えいちじぇい]
2008 HJ は、アポロ群に属する小惑星の1つで〔、太陽系内で初めて発見された自転周期が1分以内の天体である。 == 軌道の性質 == 2008 HJは、2008年4月24日にLINEARで発見された。5日後の4月29日に、イギリスのアマチュア天文家リチャード・マイルズがオーストラリアにあるサイディング・スプリング天文台のフォークス南望遠鏡を遠隔操作して行なった観測によって、2008 HJ の明るさが42.66秒ごとに変化することを発見した〔〔。これは、2008 HJ が42.66秒周期で自転することを示しており〔、当時知られていた太陽系の天体の中では最速である。これ以前に確認されていた最速の自転周期は の78秒であり、2008 HJ はそれより40%以上も短く、1分以内に自転するものとしては太陽系内で初めての発見であった〔〔。のちに、この最速記録は 2010 WA の31秒に抜かれる事になる。 2008 HJ は地球近傍小惑星でもある〔〔。自転周期の観測が行われたのは地球への最接近時で、地球から107万kmのところを通過している〔。ちなみにこのときには月がより接近しており、地球への最接近からほぼ8時間後、月から87万kmのところを通過している〔。2008 HJ の軌道は、近日点が地球軌道とほぼ一致しており、遠日点が火星軌道を超えて小惑星帯の内側にある。公転周期は約2年、761日であるが、2008 HJの自転周期を基準にすれば154万日以上経過していることになる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2008 HJ」の詳細全文を読む
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